果実を思わせるジューシーな一献。越後鶴亀 あびいち(浴美弌)が運ぶ新しい風
新潟県で長く酒造りを続ける越後鶴亀から、これまでの日本酒のイメージを心地よく塗り替えてくれるような一本が届きました。その名も「越後鶴亀 あびいち(浴美弌) 純米吟醸無濾過生酒」。ラベルに描かれた鮮やかな黄色のスプラッシュが、これから始まる味わいの楽しさを予感させてくれます。

グラスに注ぐと、うっすらと白く霞がかった「にごり」の質感が目に留まります。このお酒の大きな特徴は、ユズやオレンジジュースを思わせるような、クリアでジューシーな佇まい。ひと口含めば、柑橘系の爽やかな酸味が広がり、スッキリとした後味が喉を通り抜けていきます。日本酒特有の重たさを感じさせない、非常にフレッシュなタイプの一献です。
驚くのは、その飲み心地の軽やかさです。発酵を極限まで抑えることで、アルコール度数は10度と低めに設計されています。お酒に強くない方や、食事の始まりに軽快な一杯を楽しみたいときにも、そっと寄り添ってくれる優しさがあります。無濾過生酒ならではの、瑞々しいエネルギーがそのままボトルに閉じ込められているようです。

味わいのバランスが整っているため、合わせる料理を選ばないのも嬉しいポイントです。和食はもちろんのこと、洋風の味付けや、少しスパイスの効いたお料理とも面白い組み合わせが見つかるかもしれません。日常の食卓に、まるで果実を添えるような感覚で取り入れてみたくなります。
伝統ある蔵が提案する、新しい時代の純米吟醸酒。気負わずに栓を抜き、そのジューシーな個性をゆったりと楽しんでみてはいかがでしょうか。






