島根の星を仰ぐように。まろやかな甘みがほどける「蒼斗七星」
木の温もりが感じられるカウンターに、ひんやりと冷えた一本が届きました。島根県・青砥酒造が醸す「蒼斗七星 純米吟醸58 木槽搾り」です。

夜空に輝く北斗七星を思わせるような、深く静かな紺色のラベル。ジグザグとした独特のデザインが、どこかモダンで洗練された印象を与えてくれます。グラスに注ぐと、ふわりと立ち上がるのは、まろやかな吟醸香。厳選された島根のブランド米「佐香錦」を使い、低温でじっくりと時間をかけて醸された、造り手の想いが透けて見えるような香りです。
口に含んでみると、まず感じられるのはしっかりとした甘み。フルーティーで華やかなニュアンスが広がり、スッキリというよりは、まろやかでコクのある味わいが楽しめます。力強い甘みが個性的ですが、そこに寄り添う微かな酸が、穏やかなハーモニーを奏でているようです。

「木槽(きぶね)搾り」という伝統的な手法で丁寧に搾られたこのお酒は、飲みやすさの中にも確かな存在感が宿っています。甘美な余韻に浸りながら、ゆったりとした時間を過ごしたい夜にぴったり。まずは一度、その豊かな個性に触れてみてはいかがでしょうか。






