涼やかな意匠とキリッとした飲み口、三重・石川酒造の「やまいし 純米吟醸 蒼石」
三重県四日市市に蔵を構える石川酒造株式会社。そのラインナップの中でも、ひときわモダンな佇まいで目を引くのが「やまいし 純米吟醸 蒼石(そうせき)」です。黒いボトルに映える水色と黒の幾何学模様は、どこか涼しげで手に取るだけで心が弾みます。

冷蔵庫から出したばかりのボトルには、細かな水滴がつき、ひんやりとした質感が伝わってきます。肩貼りに記された「9号酵母」「一回火入れ」という文字からは、丁寧な造りとこのお酒が持つ個性が期待させられます。
グラスに注ぐと、ふわっとフルーティで甘い香りが漂います。その柔らかな香りに誘われて口に含むと、一回火入れならではのキリッとした飲み口が印象的です。香りの甘やかさと、後味の潔い引き締まり方のバランスが心地よく、ついつい次の一口が進んでしまいそうです。

裏ラベルに目を向けると、アルコール分は13度と少し控えめ。精米歩合55%まで磨かれた純米吟醸らしい透明感がありながら、軽やかに楽しめる仕上がりになっています。気負わずに開けられる一本として、日々の食卓や、リラックスしたい夜のひとときにそっと寄り添ってくれる。そんな親しみやすさを感じさせるお酒です。






